今日行った飲食店,何だか空気が悪かった!!換気の最適な回数とは?
突然ですが飲食店に行って何だかここ空気が悪い。
このお店の換気は果たして大丈夫なのだろうか?
と思ったことはありませんか?
飲食店での食事中に空気が悪いと
当然心配になりますよね。
実際に同じようなことを思った方は
多いのではないでしょうか?
しかしそうは思ってもお店の換気について
知っている方は少ないと思います。
そこで今日は飲食店の換気についてお話していきます。
なんだかちょっと空気が悪かった・・・
というような印象をもったお店には教えてあげたくなるかも!?
この記事を読み進めれば,お店の換気についての換気の最適な回数や
義務や法律を知ることができます。
ぜひ読み進めてお店の換気について知っていきましょう!
飲食店は換気扇の設置は義務付けられているの?
ではここで気になるのは果たして飲食店では
換気をする為の換気扇の設置が義務付けられているのか?
ということですね。
答えは「もちろん」義務付けられています。
飲食店を解説する際には法律で
定められた換気の基準を全て
クリアする必要があり,それをクリアしてないと
営業をすることができず,保健所の
認可も通ることができません。
飲食店にはある一定の換気が
義務付けられているということなんですね。
次にこの換気扇設置についての法律についてお話していきます。
飲食店の換気扇設置についての法律はどうなっているの?
建築には様々な法律があるとご存知の方も
多いと思いますが、この換気扇についても
法律が細かくあるということは
ご存知でしょうか?
飲食店の換気扇についての法律は
建築基準法で定められており,この法律を
無視して飲食店を営むことはできません。
建築基準法の目的は
「建築物の敷地,構造,設備及び用途に関する最低の基準を定めて,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする」
とされており,飲食店の換気扇も
しっかりと法律を遵守する必要があります。
この建築基準法は2003年に改定され
それにより飲食店での換気設備の設置が義務付けられるようになりました。
さらに換気量についての法律も定められ
飲食店であれば1時間に0.3回の換気が必要と定められています。
わかりにくい表現ですが
簡単に言えば1時間のうちに店内の空気の
30%を換気できればいいということです。
一酸化炭素中毒の防止やお客様の快適さを
守る観点からもこの換気扇の設置は必須になります!
以上に示したのは換気扇設置に
必要な最低限のルールです。
築年数などが多く経っている建物などは換気扇システムを
丸ごと変えないといけないようなお店もあります。
では保健所のチェックの際のルールはどうなのか?
保健所では換気扇には防虫、防塵の観点から
換気扇にフードを付けないといけないと
定められています。
この換気扇のフードの形状や
設置方法にもルールがあり
それらが守られていないと営業許可はおりません。
換気フードの規定としては
「作業場の天井は,清掃が容易で,じんあいの落下しない構造であること」
とされています。
じんあいとはホコリのことを指し
簡単に言えば換気扇フードにほこりが溜まる構造は許可しませんよ!!
ということになります。
保健所はこの条文を非常に重視しているため
ホコリがたまる構造だと認可がおりにくくなって
しまいます。
では保健所が認可する換気扇とはどういったものか?
それは「箱型で天井直付」のものになります。
天井に直付であれば隙間にホコリがたまることもなく
基準を満たしていると言えます。
一方家庭用などで多く用いられている
換気扇はほこりが至る所にたまりやすい
構造になっているので認可を受けることができません。
単に換気扇を付ければいいということではなく
しっかりと保健所の認可が通る換気扇を
選ぶことが大切ということです。
まとめ
気になっていた飲食店の換気には
法律などで定められているルールが
しっかりと存在し,それを守らないと
保健所の認可が下りないこともわかりました。
もし空気の悪い飲食店があればしっかりと
換気扇のルールを守っているか
今一度確認してみてはいかがでしょうか?